「虎に翼」朝鮮留学生・崔香淑の思いは届く?第6週目!

6週目がスタートし、どんどん中身が濃くなっていく「虎に翼」。

5週目までの見どころや評価、口コミを交えて紹介いたします。

そして、6週目。

「女の一念、岩をも通す」の意味ですが、女性の強い思いは、固い岩をも通してしまうという意味です。

今までも、寅子(伊藤沙莉・いとうさいり)は強い思いを持って色々な新しいことに向き合ってきました。

それは、単に新しい職場だからとか、新しい学校だからというものではない。

日本で始まったばかりの学校だから、周りからの批判が強すぎて、それよりも強く向き合わなければならない状況に立ち向かっていったのでしょう。

6週目はさらに、女の一念ということで寅子(ともこ)達の強い思いが描かれています。

「虎に翼」高評価!見応えのあるストーリー

法律ドラマのようで、見応えがあるとの評価があげられています。

今までは、家族とのやり取り、友達同士のいざこざ。

男女差別の在り方などが描かれていました。

しかし、5週目はしっかり法律に基づいての内容で、法律家を目指す寅子(伊藤沙莉・いとうさいり)の頑張りが描かれていました。

これぞ主人公!といわんばかりの内容です。

寅子(ともこ)の父・直言(岡部たかし)が犯罪者になるかならないかを左右する大事な回。

見事、無罪を獲得しましたが、99.9%有罪になってしまう判決を覆すとは、圧巻でした。

「虎に翼」第6週目は朝鮮からの留学生・崔香淑の思いに注目!

裁判に勝ち、みんなが喜んでいる中、朝鮮からの留学生ハ・ヨンス演じる崔香淑(さいこうしゃく)の身に災いが襲いかかります。

崔香淑とその兄が警察に連れ去られる。

今では他国へ留学は当たり前のことですが、昭和12年頃、外国と交流することは命がけのことだったのですね。

いくらあがいても、どうにもできないことはあるし、夢に向かって継続できないこともあります。

色々な要因はありますが、一番は家族など大切な人が関わった場合だと思います。

家族が大変なことになれば、自分の夢をあきらめたとしても、守りたいと思うことのほうが多いでしょう。

人類が誕生した頃、男性はご飯を食べるために狩りに出かけていた。

残された女性は家の中でうまくコミュニケーションをとらなければなりませんでした。

女性は外に狩りに出るより、家族を中から守る母性愛が、本能的に備わっているでしょう。

どうしても叶えたかった夢でも、家族を優先してしまうのが、女性の本能でしょうか。

「虎に翼」第6週目:合格・不合格の先の「もやもや」とは?

寅子(伊藤沙莉・いとうさいり)と先輩の久保田(小林涼子・こばやしりょうこ)、中山(安藤倫子・あんどうわこ)が高等試験に合格!

しかし、よね(土居志央梨・どいしおり)と優三(仲野太賀・なかのたいが)は不合格。

そして、梅子(平岩紙・ひらいわかみ)は離婚。

怒涛の回でした。

落ち込んで喜んで、また落ち込んで喜んで。

現実はそんなに甘くないのだなと改めて実感させられます。

優秀な人しか弁護士にはなれない。

しかし、男と女が同じ点数だったら男をとるというのはやはり理不尽だと思った人も多いでしょう。

寅子は女は男には勝てないという、昔の考えを乗り越えてでも高等試験に受かる凄さ。

頭が良いことはもちろんですが、寅子の凄さは信念の強さや諦めない気持ち、その気持ちをうまく相手に伝える表現力が備わっていることではないでしょうか。

記者の投げ掛けに疑問を感じた寅子(伊藤沙莉・いとうさいり)。

男性と女性の扱いの違いに、メディアに向かって自分の思いの丈を訴えました。

昭和13年頃の日本は男女差別が激しい時代。

その頃の日本にどれだけの人が住んでいたのかわかりませんが、声をあげたのは寅子(ともこ)だけ。

その事を取り上げてくれた新聞社も一社のみ。

1人と一社のみでしたが、この時代に声をあげられる人がいたことは希望や兆しとして感じられました。

寅子の周囲で本人や世間の運命を変える何かが起こるのではないかと期待してしまいます。

男女の差は勉強には無いと、寅子達は証明したのですね。

「虎に翼」第6週目:不合格の理由?

よね(土居志央梨・どいしおり)が落ちてしまった理由。

男性のようなスタイル・恰好をしていたこと。

今後も貫きたいと信念を曲げなかったこと。

口述試験は、人柄をみるためのものなのですね。

面接官の女性はこうあるべきという偏見の目が変わらないうちは、よねの合格は厳しいものになっていくでしょう。

きっと、面接官は自分を正義だと思っていますし、偏見というものは思い込みや大多数派の考えによって生み出されやすいです。

どんな時代でも柔軟な考え方ができるように、それぞれが注意すべき点でしょう。

結局、同期の中では寅子とよねしか、本人が諦めたのではなく状況が許されず、2回目の高等試験にチャレンジできませんでした。

寅子とよねは、同じ思いを持っているからこそ、反発し合う。

二人が反発し合うことは、自分をより一層深めるためのやり取りで、決して喧嘩しているわけではありません。

喧嘩は誰でもできますが、自分を成長させるための意見の交換は、信頼したもの同士でなければ成り立たない、いわば良きライバルであり、同士なのだと感じます。

寅子は弁護士として、よねは来年の口述試験に向けて、新たな道を進むことになります。

次週、二人の行方がどのようになっていくのか、楽しみですね。

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