「虎に翼」の第4週目「屈み女に反り男?」に入りました。
3週の最後に現れた、花岡悟(岩田剛典・いわたたかのり)がとても気になりましたね。
がんちゃんの出演を待ちに待っていた人も多いのではないでしょうか。
4週目のキーパーソンは間違いなくがんちゃん演じる花岡悟(はなおかさとる)。
そして、平岩紙(ひらいわかみ)さん演じる梅子(うめこ)ではないでしょうか。
本記事では、これまでの見どころ、評価を口コミを交えて紹介していきます。
第1、2、3週に引き続き、ことわざの週題「屈み女に反り男?(かがみおんなにそりおとこ)」。
意味は、女性はかがんだうつむいた姿がよく、男性は胸を張って上体を反らした姿がよいということです。
寅子(伊藤沙莉·いとうさいり)が「はて?」と言いたくなりそうなことわざですね。
女性はおしとやかに、男性は堂々としていなさいという意味に感じました。
現代ではこのように男女を当てはめて考えることは減っていますが、日本人が元々兼ね備えていた大和魂ではないでしょうか。
「虎に翼」レビューについて!
寅子(伊藤沙莉・いとうさいり)の周りの登場人物の描写があらい。
逆に、設定が濃い登場人物が楽しい。
このように意見がヒロインである寅子(ともこ)以外の登場人物に目がいくのは、寅子の存在がまだ、大きくなっていないからなのかなと感じています。
それは、今は学生で、男の中に女が入っていくという日本で初めての試みを描いている段階だからでしょうか。
寅子が弁護士の資格を取った所から物語が本格的になっていくとすれば、そこから、寅子がより中心に描かれていくのではと想像できます。
時代背景が昭和の初期のため、現代の私たちには違和感を感じる日本の会話。
女が我慢して男が威張る。
猪爪家(いのつめけ)では、逆の現象が起きているようですが、寅子が通っている大学ではそれがまざまざと見せつけられていますね。
「虎に翼」第4週の所感!花岡悟(岩田剛典)と梅子(平岩紙)の本心とは?
寅子(伊藤沙莉・いとうさいり)達は本科で勉強するようになるのですが、その教室をしきっている花岡悟(岩田剛典・いわたたかのり)。
あまりにも、悟の気持ちとは裏腹な言葉しか出てきていないように見えます。
寅子達をバカにしないで認めている。
そのことが平和すぎて、寅子は意気消沈しているようです。
この平和な雰囲気の裏に隠されたものを想像して怖さを感じている人も多いのではないでしょうか。
これから過ごす本科の生徒達と寅子達は、どのような学生生活を送っていくのか、楽しみですね。
花岡悟:本当の自分は?悪い印象がもたらした効果は絶大!
本当の自分がわからないとハッキリわかる花岡悟(岩田剛典・いわたたかのり)はすごいのではないでしょうか。
周りの人に発してしまっている言葉が自分の思っている自分とは違うと分析ができる。
周囲の雰囲気に合わせて、心とは違う行動をしてしまった経験がある人も多くいると思います。
どうにかしたいと、本来の自分と向き合った花岡悟の勇気を見習いたいですね。
自分に正直になることで、本来の自分がどういうものなのか、きっとわかることでしょう。
嫌な印象から、結局はとてもいい人で、より好感を花岡悟に持った人も多いと想像できます。
このような描写は今回の虎に翼に出てくる人物は多いように思えます。
戸塚純貴(とづかじゅんき)さん演じる轟(とどろき)も、最初は本当に最低な言葉を発するという状況から、実は硬派で、人柄の良さがより強調されました。
よく、最初は印象悪く嫌いだった人と結婚した人の話をよく聞きますよね。
例えば、菅田将暉(すだまさき)さんと結婚した小松菜奈(こまつなな)さんも、最初は苦手意識があったようですが、結婚しました。
また、三浦翔平(みうらしょうへい)さんと結婚した桐谷美玲(きりたにみれい)さんも、第一印象がすごく悪かったそうですが、結婚していますよね。
最初の印象が悪かったことで、本当の人間性を知ったときに、より良く感じる効果があるのでしょう。
「虎に翼」の花岡悟や轟の今後の恋の行方も気になるところですね。
梅子の女の「スンッ」!男の「スンッ」とは?
虎に翼のおもしろさは擬態語の上手な使用によって、視聴者の想像をふくらませてくれるところではないでしょうか。
「スンッ」の一言に込められた思いをみなさんは、どう解釈しましたか。
男も女も面白くないことはあり、面白くないと黙ってしまうという描写を「スンッ」と言い表すことで、状況に面白みが加わりますよね。
梅子(平岩紙・ひらいわかみ)の旦那さんが居るときと居ないときの顔と態度が全く違う面白さ。
旦那さんには大学にいるときのような笑顔を見せない梅子(うめこ)の家庭で置かれている立場が気になりますね。
旦那さんの嫌味に耐えている梅子は、まさに旦那をたてる仕事を全うしているのでしょうか。
しかし、その仕事から開放されたとき、人は少しおかしいくらいのテンションになってしまうのですね。
そして帝大と明律の派閥。
それは明律生が勝手に抱いている嫉妬でした。
女だけでなく、男には男の大変さや生きづらさがありますよね。
男も女も裏の顔を持っており、何とかうまく生きているのだなとしみじみ思いました。
梅子は離婚をするために勉強している?
梅子(平岩紙・ひらいわかみ)の母としての強い気持ちに共感した人は多いのではないでしょうか。
立派な人間って何なんでしょうね。
轟(戸塚純貴・とづかじゅんき)は裏表なく、5人に接してくれる。
別に偉くなくても、心さえ育まれていれば、それは立派な人間なのだと思います。
むしろ、心が無いと、どんなに地位や名誉があっても人として下品に見えます。
しかし、ときに、人は心より権力を優先したり、傲慢になってしまうことがあるのは現代でも同じでしょうか。
ただ、現代では悪とされることが、寅子たちが生きている時代は、なんとなく許される考え方が大多数を占めている時代背景に違いはあるでしょう。
この時代背景が、女性達を生きづらくしているのは間違いないように思います。
周りの家族が悲しむような態度は、後に、自分に返ってきます。
梅子に抜け道が見つかるよう祈ります。
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