「虎に翼」の第2週目が終わりました。
1週目に続き、物語はどんどん進んでいき、次週がまた楽しくなる内容でした。
本記事では、これまでの見どころ、評価を口コミを交えて紹介します。
また、3週目「女は三界に家なし?」についても感想や考察していきます。
「三界に家なし(さんがいにいえなし)」とは、
女は幼少の時は親に従い、嫁にいっては夫に従い、老いては子に従わなければならないものであるから、この広い世界でどこにも安住できるところがない
という意味です。
現代ではこのような縛りは昔よりなくなってきているのではないでしょうか。
むしろ、女性のほうが強い家庭や、「かかあ天下」なんて言葉があるように妻の威厳が強い地域もあるかもしれませんね。
共働き世帯も多くなり、守ってもらう存在から協力し合う存在になった背景も関係あるかもしれません。
しかし、昭和を生きていた人達の中には、そのことに疑問を感じながらも我慢して生きるしかない人達がいたのです。
少なくとも、昔よりは現代のほうが女性の生き方には自由な選択肢があることは確かでしょう。
「虎に翼」は現代の人達に、昔の人達はこのような思いで生きていたのだと、伝えたいのかもしれませんね。
「虎に翼」第3週・口コミや評価について!寅子に学ぶ地獄のとらえ方!
寅子(伊藤沙莉)が法を学ぶため地獄に向かうという言葉から始まります。
どんな地獄が待ち構えているのか楽しみにしながら見ました。
家族が心配しているよりもはるかに寅子(ともこ)は強く、どこが地獄かわからなかったなという声も沢山ありました。
確かに、寅子が強いからなのか、どんどん物事に立ち向かっていき、解決してしまう。
きっと、寅子にとっても地獄と戦っているのでしょうが、困難を地獄に見せないオーラが寅子には感じられますね。
地獄ととらえることなく、それを楽しみに変える力は寅子の特技といえるでしょう。
すぐには解決できない問題や努力だけではどうにもならない問題に対峙したとき、地獄のとらえ方は結果を左右するほど大事なことかもしれませんね。
寅子の特技は、今後待っているだろう壁を超えるために、大きく役立つのではないでしょうか。
「虎に翼」第3週:早すぎる話の展開に賛否両論!
物凄いスピードで物語が描かれていくことが、展開が速すぎるという投稿も多く見られました。
朝ドラは主人公の一生を半年で描かなければならないため、沢山のものを残した人は重要ではないところがカットされてしまうことが多々あります。
この事から、この先、沢山の出来事が寅子(ともこ)を待ち構えているのだとわかります。
展開の速さは、「虎に翼」がますますおもしろくなっていく証拠ではないでしょうか。
「虎に翼」第3週の感想や意見・考察!:「女は三界に家なし」
森田望智演じる花枝(はなえ)の健気さが際立ちました。
寅子(伊藤沙莉)のお兄さんのお嫁さんという立場で、幼なじみでもある花枝(森田望智・もりたみさと)。
花枝の複雑な気持ちがとても辛そうで見てられません。
劇中で花枝は作り笑顔で、寅子の母・はる(石田ゆり子)のご機嫌をとるために自分の気持ちを言えません。
昔の方々は、苦労してでも好きな人のお嫁にきて、家族みんなで仲良くしなければならなかった。
そんな女性の立場を変えるために寅子は立ち上がったのだと思います。
花枝のような人達が沢山いた時代。
夫に従わなければ生きていけない時代。
そんな女性の人権に関わってくる大きな変化を寅子達はこれから変えていくのでしょうね。
「虎に翼」:本気度にモヤモヤしたことはありますか?
本気で世の中を変えたいという、よね(土居志央梨・どいしおり)。
クラスの中にどれだけ本気で世の中を変えたいと思っている人達がいるのか。
それぞれの事情はあっても、例え、涼子(桜井ユキ)のように結婚を逃れるために学校に通っているのだとしても、志はみんな一緒じゃないのかなと思います。
お互いの事情を話していないからこそ、それぞれの詳しい悩みはわかりません。
大人になればなるほど、問題があっても、なんとか自分の中で処理しようと思ってしまい、話せなくなる人は多いのではないでしょうか。
それは、弱音や愚痴ととられてしまうのではと思うから。
ただ、ときにそれは、円滑な人間関係を妨げることもあるかもしれません。
その悩みや逃げている理由があったとしても、本気の順位を決める基準になることはないでしょう。
なぜなら、本気度というのは人それぞれ違いますし、競い合うものでもないからです。
寅子(伊藤沙莉)は瞬時によねが言っていることがおかしいということに気付き、否定します。
自分の中に確固とした信念や考えがなければ、人が発した言葉が間違っていることだと瞬時に判断し、言葉にして相手に伝えることはできないのではないでしょうか。
これをできること自体、寅子の本気度であり、才能なんだと思います。
「虎に翼」百姓の次女よね
よね(土居志央梨・どいしおり)の生い立ちは、位の低いものでした。
百姓というのは、お金がなく、子供は売られてしまう。
おしんの世界です。
売られた家で奉公し続けるしかない運命。
そんな運命を、よねは自ら変えようとしたのですね。
しかも、自分の運命を変えるだけでなく、世の中を変えたいとまで思った。
百姓に生まれたら、一生、百姓でなければならない。
よねは自分の身をけずって、百姓という立場から、弁護士という立場に変えるという大きな変化を成し遂げようとしているのですね。
「虎に翼」女という立場について!
判例を先生に誤魔化され甘くみられていたことに気付き、腹を立てる5人。
寅子(伊藤沙莉・いとうさいり)、よね(土居志央梨・どいしおり)、涼子(桜井ユキ)、梅子(平岩紙・ひらいわかみ)、崔香淑(ハ・ヨンス)。
女という立場をバカにされ、利用されていたことは現在もよくあること、日本は現在も男社会だと思った人もいるでしょう。
いやいや、現在は男女関係なく生きていける時代でしょと思う人もいるでしょう。
現代は自分が今いる環境によって、感じていることは人それぞれなのではないでしょうか。
それは、社風の違いやお姑さん、親のあり方が人それぞれ違うからです。
少なくても、今自分がいる場所を選択できる機会は昔よりも増えているでしょう。
また、女性よりも男性が歓迎される仕事もありますし、逆に男性よりも女性にやってほしい仕事もあります。
それぞれの特性を活かして得意な職種につけることは、お互いに悪いことではないと感じます。
例えば、力仕事が苦手な人が力を必要とする仕事を任されたら辛いですし、得意な人にとっては自分の特性を活かした仕事枠を確保できるというメリットがあります。
ただ、男女で区切るから不平等と感じる人が増えてしまうのかもしれません。
男性歓迎や女性歓迎という募集記事はよくみかけますが、女性でも力仕事が得意な人はいますよね。
男女ではなく、〇〇が得意な人歓迎というような表記だといいのかもしれませんね。
現代は言葉のチョイスがどんどん重要になってくる時代でしょうか。
少しの工夫や気遣いで、手をあげにくい、その場に居にくい人の数は減っていくと思います。
「虎に翼」よねとわかり合えた瞬間!お月のものが注目?
お月のものが何でこんなに注目されていたのか?
寅子(伊藤沙莉・いとうさいり)と、よね(土居志央梨・どいしおり)がわかり合うためのきっかけだったのですね。
女を捨てて生きていた、よねにとって、きっと女子部の女性達は目障りでしかなかったと思います。
よねの気持ちが寅子に動かされたことによって、気持ちが少し寄り添う方に傾きます。
そうなった瞬間、相手のことを助けてあげたいという気持ちになるのでしょう。
男は狩りに出て、食料を確保する。
女は集落を守り、男の帰りを待つ。
女が男になろうとするには、危険を承知の上で、自分達が生きるのに必要なものを取りに行かなければならないですよね。
男ができること。
女ができること。
女ができることに、男ができることにはまるだけで、その場の空気は一変し、過ごしやすい空間に生まれ変わるのは事実かもしれません。
よねが寅子に寄り添った瞬間が絵に描いたようにわかりました。
皆さんも、いろいろな感想をお持ちになったのではないでしょうか。
色々、考えさせられる朝ドラ「虎に翼」。
今後も目が離せなさそうですね。
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よね役の土居志央梨さんについてはこちら⇩
土居志央梨は家族構成は?父・母・弟との仲?「虎に翼」で大熱演!
涼子役の桜井ユキさんについてはこちら⇩
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寅子役の伊藤沙莉さんについてはこちら⇩
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