(第19週92回)
万太郎(神木隆之介)の東大の出禁や長女園子(そのこ)の不幸など悲しいことが続いていましたが、6月末第2子を寿恵子(浜辺美波)は出産し笑顔が少しずつ戻りつつあります。
名前は千歳(ちとせ)。
長寿を願って名付けられました。
寿恵子の母まつ(牧瀬里穂)は千歳が可愛くて可愛くて、「帰りたくないね」と言いながら、文太(ぶんた:池内万作)の待つ榛名山(はるなさん)に帰って行きました。
そんな時、万太郎と寿恵子の住む長屋に2つの訪れがあります。
「らんまん」ジョイマン高木|ロシアからの手紙を届ける!
1つ目の訪れは、マキシモヴィッチ博士(ロシアの植物学者)から返信の手紙がきたことです。
ジョイマンの高木が演じる郵便屋さんが、ナナナナ!ナナナナ!と届けてくれました。
ジョイマン高木の登場にほっこりした人も多いのでないでしょうか。
万太郎(神木隆之介)はマキシモヴィッチ博士のもとで研究をさせてもらえないかとお願いの手紙を書いていました。
しかし、マキシモヴィッチ博士の字とは筆跡が違います。
万太郎は、嫌な予感を感じながら手紙を読みます。
手紙には、日本の植物がよくわかるようになると万太郎がロシアにくることを喜んで最後まで励みにしていたが、マキシモヴィッチ博士は肺炎で亡くなったことが書いてありました。
そして、やるべきことをやると万太郎への激励の言葉も添えられていました。
万太郎は寿恵子(浜辺美波)にどこにも属さず一人だとしても研究を続け、最初に田邊教授(要潤)に言われた大学に寄贈する土佐植物目録と標本500点に名札をつけると決意を伝えます。
寿恵子も槙野コレクションとして恥ずかしくない物にして寄贈して、また一から始めたらいいのだと、万太郎に同意します。
不運がまた続いてしまいましたが、万太郎も寿恵子も迷い苦しむ時期を乗り越え、何があっても揺らがない強い意志をもったようですね。
亡き園子(そのこ)のためにも前を向いて歩み始めたのでしょう。
「らんまん」竹尾(志尊淳)と綾(佐久間由衣)との再会!
竹尾(志尊淳)と万太郎(神木隆之介)の姉であり竹尾の妻であり酒蔵峰屋の頭首である綾(佐久間由衣)が、万太郎の住む長屋を訪れます。
長屋のみんなは久々の竹尾との再会に大喜びです。
万太郎と寿恵子(浜辺美波)とも再会を果たします。
すぐに来れなかったことを詫びる綾と竹尾に、園子は熱が出て3日だったことを伝えます。
寿恵子が辛いなか、第2子の千歳(ちとせ)を生んだことに感謝をし、綾と竹尾も万太郎に大事な話を伝えます。
二人は新しい酒造りを始めたから酒が火落ちし、峰屋がのれんをおろすことになったこと、峰屋を守り切れなかったことを万太郎に詫びます。
火落ちとは酒を腐らせてしまうことをいいます。
酒を腐らせてしまうと世間からの信用もなくなり酒は売れにくくなります。
そのうえ、売る酒がなくても、作った時点で税金は納めなければなりません。
土地と屋敷を売ることにもなりました。
頭を深く下げる綾と竹尾に、万太郎はすかさず頭を上げさせ、自分のせいだと言いかけます。
竹尾と綾は万太郎のせいではなく、思い切り挑んでやりたいことをした結果であることを伝えると、万太郎も感謝しかない気持ちでいっぱいになります。
綾と竹尾が覚悟をもって峰屋を守ろうとしてきたことがわかったから、万太郎も酒屋をつがず「すまない」という言葉ではなく感謝の言葉が出てきたのでしょう。
「らんまん」竹尾は万太郎の決意に反対!?
夜、綾(佐久間由衣)は愛しそうに寿恵子(浜辺美波)と千歳(ちとせ)をあやします。
万太郎と竹尾は2人で外で話しています。
万太郎は東大の出入りを禁じられたこと、東大に万太郎のコレクションを寄贈することを竹尾に話します。
やりたいことだけでなく、大学の手伝いもしていたのに全てとりあげるなんてひどすぎると竹尾は万太郎を心配します。
「奪えないものもある。名前はみんなここ(胸)にある。
姉ちゃん(綾)も竹尾もあの約束を守ってくれたんだろう。
だから、だらしない真似はできない。一人でもこの道を行く。」万太郎
昔、万太郎と綾と竹尾は約束していました。
選んだ道を悔やまないこと。前をむいて歩く2人の後ろには竹尾がいること。
しかし、竹尾は万太郎の決意に反対します。
「らんまん」感想:次回「ヤッコソウ」
予告:第19週(93回)
竹尾の「反対じゃ」は気になりますね。
万太郎を小さい時から奉公人として見守り、今は大の親友である竹尾ですから、きっと万太郎を良い方向に導くアドバイスをしてくれるのではと期待が膨らみます。
もしくは寿恵子のことを気遣い、突き進むことに反対するのでしょうか。
どちらにしても、万太郎のことを心から思っての反対には変わりありませんね。
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