「らんまん」の田邊教授(要潤)はいい人?悪い人?槙野万太郎との関係!

you see(ユーシー)のあだ名がある要潤さん演じる田邊教授は、時には人格者でいい人に見え、時には悪い人に見えます。

大学の人達との1つの会話の中にも、賞賛などの誉め言葉と皮肉や怒号が混じることもあります。

因みにyou see(ユーシー)の意味は「わかりますか?」で、田邊教授の口癖から影で学生たちが言っているあだ名です。

大学での田邊教授の学生や助教授たちからの印象はあまりよくなく、一方で家庭では心配し支えようとしてくれている妻がいます。

酷い発言はするがどこかさみし気で憎めない田邊教授のキャラクターや人柄について、槙野万太郎(神木隆之介さん)や田邊教授の妻との関係をみながら、詳しく紹介しています。

「らんまん」の田邊教授の性格は?

田邊教授がいい人なのか、悪い人なのかは未だ分かりませんが、不器用な人と言うことはできるでしょう。

万太郎(神木隆之介)とその妻の寿恵子(浜辺美波さん)を家に招待し、2人になった時に、田邊教授は「私のものになりなさい」と万太郎に言い放ちました。

「自分の気持ちに嘘はつけない」と断る万太郎に、田邊教授は「小学校中退で学歴のない虫けら(万太郎)が何をいっても無駄だ」と言ってしまいます。

新種を見つける万太郎(神木隆之介)に対し、見つけられない田邊教授は焦りもあったのでしょう。

万太郎は田邊教授のものになるのではなく、共に歩みたいと心からの気持ちを伝えられていたら、最大の協力者になってくれたでしょう。

万太郎が採取した植物の研究に大窪(今野浩喜さん)が携わりたいとお願いしたときも、東大の実績になると分かっていても、万太郎は快く承諾していたことからもわかります。

田邊教授は万太郎の才能に勝てないと気づき始めていたから、素直に頭をさげられなくなってしまったのかもしれません。

最初はみんなが反対するなか、万太郎の東大への出入りを許した時の心の余裕はもう無くなってしまっているのでしょう。

これまでの経歴からのプライドも邪魔し、素直になれずひどい言い方しかできなかった田邊教授は不器用な性格といえるでしょう。

田邊教授(要潤さん)と奥さん・聡子(中田青渚:なかたせいな)の関係

田邊教授(要潤さん)の最初の奥さんは死別し、次の妻が聡子(中田青渚さん)です。

田邊教授は植物教室ではひどいことを言って他人を傷つけてしまうこともありますが、妻とのシーンで、本当はいい人なのかと期待してしまう憎めない存在です。

教授の妻聡子は田邊教授のことを寿恵子(浜辺美波さん)に「力になってあげてください」とお願いしています。

また、大好きなシダ植物は「妻聡子に似ているかもしれない。聡子の静けさを愛している」と田邊教授は聡子に語りかけました。

聡子が田邊教授のことを語っている姿や夫婦で会話している姿をみると、田邊教授の根は悪い人ではないのでしょう。

「らんまん」田邊教授(要潤)のモデルは実在する!矢田部良吉さんについて!

田邊彰久(たなべ あきひさ)教授のモデルは矢田部良吉(やたべ りょうきち)さんです。

・矢田部良吉さんは1851年に現在の静岡県に生まれ、アメリカのコーネル大学に留学し植物学を学び、帰国後、初代の東大理学部の教授に1877年になりました。

東大理学部で当時(明治10年)、専門教育をできる日本人は3人しかいませんでしたが、そのうちの1人が矢田部良吉さんです。

英語が万能だったため講義は英語で行われ、一番の功績は東大の植物標本室をつくり、標本の採集のための長期の旅行に行くなど、貢献したことです。

・訓盲唖院(1886-1890年)と東京高等女学校(1888年)の校長に就任し順調でしたが、1891年に東大の教授の職を解かれます。

様々な職を兼任していたことや、東大の数学の教授との折り合いが良くなかったことが原因に考えられるでしょう。

・1895年に東京高等師範学校の教授、1898年には校長となり、生涯で8人の子供に恵まれ、最後(1899年)は鎌倉沖で遊泳していて溺れてしまい、約48年の幕を閉じます。

田邊教授の一生は輝かしい成功者でもあり、波乱な人生でもあったといえるでしょう。

「らんまん」田邊教授役の要潤(かなめじゅん)さんのおちゃめな一面!

オードリーの若林の「おかえり、こっち側の集い」に要潤さんがゲスト出演していました。

エピソードトークに困ることが多い要潤さんの対処法は、高校の友達の話を自分の話のように話すことだそうです。

そんな話を暴露してくれた要潤さんは、「らんまん」の田邊教授のイメージとは真逆で、まさに無邪気で天真爛漫だが憎めないおちゃめな人でした。

2023年7月28日(金)に要潤さんが騰(とう)将軍役として出演している「キングダム 運命の炎」が公開されるとのことで、こちらも目が離せません。

予告:第16週(79話)は、田邊教授(要潤)の気になる一言で終わっています。

「それほど私に頼るのは嫌だったのか。うらぎるもなにも、そもそもおまえはわたしのものにはならないんだろう」

「残念だな、牧野万太郎、この先は望みどおり、おまえを一学者として認めてやる」

最高に褒めたり、皮肉を言ったり、田邊教授のこの一言は、万太郎に対する敵意なのか敬意なのか、今後の流れが気になるところです。

田邊教授と万太郎が協力できる仲間になれたら、どんなすごいことが二人でできるのでしょうか。

そんな二人をみてみたいですが、どのような展開になっていくのか、今後の流れに目が離せなさそうです。

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