「虎に翼」の5週目がスタートしました。
寅子(伊藤沙莉・いとうさいり)の父・直言(岡部たかし・おかべたかし)の行方、寅子と花岡悟(岩田剛典・いわたたかのり)の恋の行方が気になります。
5週目の「朝雨は女の腕まくり?」の意味は、
朝の雨はすぐに晴れるものだから、女の腕まくりと同様に少しも怖くない
という意味です。
直言(なおこと)を救うために寅子は奮闘していくということが、目に見えるようなタイトルになっていますね。
本記事では、5週目の虎に翼の評判・世評や感想・考察していきます。
一緒に楽しんでいただけますと幸いです。
「虎に翼」吹き出しで世評を紹介!
「お母さんのおにぎりが一番美味しい」
と梅子(平岩紙・ひらいわかみ)の三男の一言。
その時の梅子の顔が本当にお母さんで、ほっこりしたシーンでした。
「あー、この子はまだ汚れていないんだなあ。」という安心感。
この純粋な想いを大事にしてあげたいなと、ひしひしと感じてしまいました。
同じように感じた人は多いようですね。
寅子の兄・直道(上川周作・かみかわしゅうさく)の
「俺にはわかる」
の一言。
いつもタイミングがいいのですが、何故か違和感を感じてしまうのは見ている皆さんもあるのではないのでしょうか?
絶対わかっていないだろう!と突っ込みをいれたくなるようなこの台詞。
少しずつその違和感「俺にはわかる」は、家族の背中を押す、励ます言葉になっているのではないでしょうか。
「虎に翼」吹き出しで徹底考察!注目の5週目
「君にしかできないことがある」
大学の教授・穂高(小林薫・こばやしかおる)の大切な言葉。
その言葉の説明はなくても寅子(伊藤沙莉・いとうさいり)は穂高(ほだか)教授のメッセージから、すべきことのヒントを受け取ります。
これからどう動いていくのでしょうか?
もし、法律を勉強していて、自分の父親が罪を犯したという事実を受け入れなければならない場合。
寅子のように冷静ではいられないなと思います。
信じていた父親が犯罪を犯してしまった。
その事を恨んでしまうかも知れないし、傷つける言葉をぶつけてしまうかもしれない。
家族がバラバラになってもおかしくない状況ですが、家族一丸となって父・直言を信じている猪爪家、さすがですね。
そして、寅子の母・はる(石田ゆり子・いしだゆりこ)も冷静で取り乱したりしない姿はどっしりしていて尊敬してしまいます。
父・直言(なおこと)の人柄やこれまでの生き方も、家族が信じる気持ちにつながっているのでしょう。
「虎に翼」吹き出し・嫁の一言が母の気持ちを変える!
「籍はいつでも抜けます。でも、今やるべきことではないです。」
花江(森田望智)が話したこの一言は、はる(石田ゆり子)を救ったのですね。
初め、花江とはるの心はすれ違ってしまいました。
離れたことで、お互いのことを客観的に見ることができるようになったのだと思います。
関係を修復できたのは、もともと、お互いを嫌いなわけではなく、むしろうまくやりたいと思っていたからでしょう。
誰かに合わせるということは、人にとってかなりのストレスで、人間関係を壊す原因になることが多いです。
しかし、自分自身の芯がしっかりしていれば、合わせるのではなく、寄り添う。
寄り添って助け合う。
そして、また自分の芯に戻る。
そうやって人と付き合っていけば、関係が壊れたままになることはなくなるのかなと思います。
「虎に翼」吹き出し・穂高の交渉術と裁判の行方!
寅子(伊藤沙莉·いとうさいり)の父·直言(岡部たかし·おかべたかし)の弁護人である穂高(小林薫·こばやしかおる)が言った言葉。
「随分都合よく、お忘れになられるもんですな〜」。
この言葉がきっかけで、こちらに有利な流れになるのですが、穂高のコミュニケーション術はすごいですね。
相手のことをけなすのではなく、丁寧な言葉で、かつ、攻撃的ではない言葉を巧みに使い、無実を主張しています。
相手が間違っていて、相手にその事をわからせようとする場合、こちらが攻撃的になってしまうと、かえって不利になってしまいます。
これは、日常生活でも言えることで、自分の考えと相手の考えが違っていた時。
相手を説得しようと言葉巧みに話しても、なかなかわかってもらえないことが多いです。
その事がわかっている穂高は、あのような丁寧な言葉で、検察相手に話していたのでしょうね。
仕事では、意見がぶつかった時や部下の育成時。
親子関係や夫婦関係でも、相手に何か、お願いや直してほしいことがある時。
同じ内容を伝える場合でも、言葉のチョイス1つで、結果も人間関係も変わってしまいます。
穂高の話す時の態度(雰囲気)や話し方は参考にすべき点が多いのではないでしょうか。
「虎に翼」吹き出し・「判決」にスカッと!!!
「犯罪そのものが存在しないと認めるものである」
気持ちが、スカッとした人も多いのではないでしょうか。
桂場(松山ケンイチ・まつやまけんいち)が下した判決は、公平で正しい。
上の人の脅しの言葉に屈することなく、裁判の内容をフラットに受け止め、どちらが正しくて、どちらが正しくないのか、しっかり見極めてくれました。
寅子(伊藤沙莉・いとうさいり)たちは、この裁判でだいぶ力をつけましたよね。
弁護人ではないのに、本物の弁護士のように調べ、結果を出しました。
これから弁護士となろうとしている人たちが、このような経験ができるのは、貴重な体験だったと思います。
この結果は、寅子のこの先の人生に大きく影響していくものになるでしょうね。
その人に寄り添い、共に戦う。
弁護士というものはそうでなければならない。
真実とは違うのに、お金をもらうから依頼者の願いを叶えようとする弁護士の話も、ドラマなどでよく目にしますよね。
現実世界でも、あるのか、無いのか。
本来であれば、それはおかしいことで、この時代の寅子がそんな裁判を見たら、「はて?」と突っ込みを入れているかも知れませんね。
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