【「側近達の思惑」50話】
疫病が発生し民(たみ)は苦しんでいたが、御医が伝えた情報が老論派(ノロンハ)の重臣に止められてしまい、イ・ソジン演じる王様(イ・サン)まで伝わってきません。
王様が身分を問わず科挙を受けた者の中から登用することを決めたことに、重臣をないがしろにしていると反発しての職務放棄でした。
自分達の保身にはしり国政をおろそかにしていることに、王様は飽きれながらも、疫病のような緊急事態には老論派の力が必要です。
王様は、老論派の圧力に屈して政策を諦めてしまうのか、この局面をどう乗り切るのでしょうか。
また、王様の側室選びも展開が見られそうで、幼馴染である王様とソンヨン、パク・テスの三角関係もどうなっていくのでしょうか。
50話〜の展開も、目が離せなさそうですね。
本記事は途中から「イ・サン」を見る人にも、分かりやすく「あらすじ」や「見どころ」を紹介しています。
「イ・サン」あらすじの前に50話の主な人物を確認しよう!
正祖(イ・サン)=王様 役者(イ・ソジン) |
朝鮮王朝第22代王 |
チャンテウ 役者(イ・ジェヨン) |
・老論派で第21代王の時代は左議政(チャイジョン)だった ・活躍を快く思わない貞純(チョンスン)王妃(朝鮮王朝第21代王の正室)によって地位を追われていましたが、未だに老論派をまとめる力は絶大です ・王の政策に困った老論派から、再び助けを求められています |
王妃(ヒョイ) 役者(パク・ウネ) |
サンの正室 |
恵慶(ヘビン) 役者(キョン・ミリ) |
・サンの母親 ・夫【思悼世子(サドセジャ)=サンの父】を貞純(チョンスン)王妃と老論派の策略によって殺されている |
ソンヨン 役者(ハン・ジミン) |
・サンの幼馴染で図画署(トファソ)の茶母(タモ)・画員 ・サンに幼い時から思いを寄せている |
パク・テス 役者(イ・ジョンス) |
・サンの幼馴染 ・サンが信頼する護衛官で、サンの命を何度も救う ・ソンヨンに思いを寄せている |
ホン・グギョン 役者(ハン・サンジン) |
・サンが信頼する右腕で侍議院の説書 |
「イ・サン」あらすじ!イ・ソジン演じる王(イ・サン)は老論派の政務放棄にどう対抗する?
王様(イ・サン)は、民(たみ)に広がる疫病という難曲をのりきるために、辞表を出した老論派の重臣にも声をかけて政務報告会を開くことにしました。
しかし、王様の政策によって自分達の地位が揺らぐことに反対している老論派の重臣は、誰一人として出席しません。
老論派の首長であるチャン・テウ(イ・ジェヨン)は、「これで、王も折れざるを得ない」と王がいかに愚かかを思い知ると確信しています。
一方で、チャン・テウは自分の資材を処理し、疫病に苦しむ民に水などを配るように命じました。
王とは対立していても、民を思いやるチャン・テウの行動から、政務を果たす信念や責任感ある人物だということがわかるでしょう。
困った王様ですが、意外な行動にでます。
王様を慕う重臣をひきつれ王室を飛び出し、老論派が集合している場に出向くのです。
王様は政務放棄の首謀者であるチャン・テウと話す場を作りました。
王様が伝えたのは、チャン・テウが求めている「政策をとりやめるから力を貸してほしい」なんていう言葉ではありませんでした。
「5日後に科挙を開き今回合格した者には破格の位階と、中でも優秀な者には重要な職を与え、もし出席しない者には10年間、科挙を受ける権利を剥奪する。」
一歩もひかない王様の言動にも、譲れない信念があることがはっきりとわかりますね。
王様の決意を知り、今度は老論派の重臣がおれるのでしょうか。
「イ・サン」あらすじ!ハン・ジミン演じるソンヨンが側室選びの候補に?
ヒョイ王妃(パク・ウネ)と王様(イ・サン)の間には、なかなか子供ができません。
王様に子供が無ければ、王の座を奪おうとする者が出てくるので、王室安泰のためにも子を授かることが必要です。
ヒョイ王妃は王様に申し出ます。
「何もしてあげられない私が王様のためにできることはこれだけです。どうかお許しください。」
ソンヨンを愛しい存在だと思っている王様の心を知っているヒョイ王妃は、側室の候補者としてソンヨンを押したいことを伝えます。
自分の保身よりも王様の心を大事に思うヒョイ王妃の行動は、時代に関わらず、なかなかできることではありません。
王様が自分に気を使わないよう、言葉を選んでソンヨンの側室候補を伝えていることからも、ヒョイ王妃は身分だけでなく、内面も立派な方であったことがわかるでしょう。
王様も優しいヒョイ王妃の気持ちが分かるからこそ、この提案に戸惑いの表情を浮かべ、王妃を気遣うしぐさが見られました。
一方、キョン・ミリ演じる王(サン)の母親である恵慶(へビン)は、身分が低いソンヨンが王の側室になることで、老論派の攻撃を受けることを心配し反対します。
恵慶(へビン)が側室としておすのは、ホン・グギョンの妹です。
妹が側室になっても、ホン・グギョンは権威を振るわないと思っての側室候補でした。
ホン・グギョンは悩んでいましたが、恵嬪(へビン)の申し出を受け入れることにしました。
ホン・グギョンは王様のためにわざと妹の側室を引き受け、うまく辞退しようと思っているのでしょうか。
妹可愛さで欲がでて、ソンヨンと敵対する相手となってしまうのでしょうか。
「イ・サン」あらすじ!ソンヨンとパク・テス(イ・ジョンス)の恋の行方は?
ソンヨンはサンの正室であるヒョイ王妃から、側室候補にソンヨンをしたいことを聞きます。
テス(イ・ジョンス)の気持ちを知らないソンヨンは、テスに気持ちを打ち明けます。
「もし叶うのなら、こんな私が王様のそばにいてもいいのかな?」
ソンヨンの王様への思いをずっと見てきたテスは、ソンヨンに伝えます。
「叶わぬことはわかっているだろう。俺じゃ、だめか。俺が今まで通りソンヨンのそばにいたらだめか。」
ソンヨンの王様(サン)への気持ちを全部、受け止めたうえで、側にいたいと長年の思いを打ち明けるのです。
「イ・サン」50話まとめ・感想と51話予告
王様(サン)と敵対する老論派のチャンテウは、他の自分の保身のためだけに動く老論派の重臣達とは違う気がしますね。
信念がある王様とチャンテウは今後もぶつかり合いながらも、最終的には思いを一つにして国政を担っていく分かり合える存在になることを期待したいですね。
また、側室選びは王様、ヒョイ王妃、恵嬪(へビン)、ソンヨン、テスと悪い人が1人もいませんが、王様を思っての意見の違いで対立してしまいます。
築き上げてきた良い関係が側室選びによって大きく崩れないことを願って、51話も楽しみましょう。
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